maneo(マネオ)の評判&実際に使ってわかったおすすめできる人

2018年3月22日更新
Maneo 1

ソーシャルレンディングで投資を考えているなら必ず登録しておきたい事業者の一つがmaneoです。maneoは、日本最大手のソーシャルレンディング事業者ですが、その人気の理由はどういった点にあるのでしょうか。

 

今回はmaneoの特徴や評判、おすすめできる人、おすすめできない人などを徹底解説します。

 

 

評判の高い特徴は?

特徴①maneoは、日本で最初にソーシャルレンディングサービスを提供した会社

maneoは、2007年にmaneoマーケット株式会社として設立され、2008年10月からソーシャルレンディングサービスを開始しています。日本で最初にソーシャルレンディングのサービスを提供したパイオニアであり、設立から10年が経つ実績のある会社と言えるでしょう

 

2017年現在の成立ローンの総額は800億円以上、登録されているユーザーは50,000人を超えています。

国内のシェア50%以上を占める、業界最大手の会社です。

 

当初は、個人向けにも融資を行っていましたが、現在は事業性の資金のみの取り扱いになっています。融資を受けたい事業が、収益性や業績、財務状況を加味したmaneoの審査を受けて、クリアできた案件だけが、投資家の募集を開始するという流れです。

 

特徴②手数料無料で、利回りは平均6.5%(弊社調べ2018年12月点)

maneoの平均利回りは6.5%となっています。

さらに最低投資額は2万円からでOKなので、初心者でも安心して挑戦することができますね。

 

また手数料に関しては、口座開設費や投資実行、分配金の入金は一切無料です。

顧客が負担しないといけないのは、maneo口座への入金と出金にかかる振込手数料のみです。

 

これだけコストを削減しても、maneoに利益が出る理由は、借り手への貸付金利と、投資家への募集利回りの差を収益としているからです。募集利回りが7%の案件で、実際10%で貸付しているとすると、差額の3%がmaneoの収益になるということです。

 

特徴③不動産や事業性融資などファンドのテーマが幅広く揃っている

maneoでは、新しいキャンペーンファンドが不動産担保付きローンファンド、さらには事業性融資などのファンドテーマが揃っています。

 

投資可能額は数万円からというものがほとんどで、中小企業の融資を中心に投資ができます。成立ローンが節目に達したときや、季節に応じたキャンペーンファンドなども提供しており、顧客を飽きさせない工夫がされたラインナップと言えるでしょう。

 

またmaneoのファンドは、1つのローンファンドで集まった資金を、複数の借り手に投資するようになっています。

ですので、自動的な分散投資ができるというのがメリットですね。

 

特徴④定期的にセミナーを行っているので初心者でも安心!

maneoでは、月2回ほど「maneoファミリー」と合同で、セミナーを実施しています。maneoファミリーとは、maneoマーケットのプラットフォーム利用業者のことを言います。

 

アメリカンファンディング、さくらソーシャルレンディング、アップルバンク、スマートレンドなど、合計10社です。セミナーの内容のほとんどの内容が、基本的なmaneoのサービス説明や、投資スキームの説明です。

 

現在確認できるセミナーは、実施されているすべてが初心者投資家に向けた合同説明会なので、ぜひ利用してみるべきでしょう。東京国際フォーラムで開催されており、参加する事業者には毎回変更があるので、スケジュールを確認してから参加してください。

 

また人数が少ない場合は延期になったり、人数が多すぎる場合は会場が変更になったりするので、その点もサイトでチェックしておきましょう。

maneoの口座を開設していない方でも、セミナーを受けることは可能です。

 

特徴⑤GMOクリックホールディングスなど大手企業が株主で安心できる業者

maneoには、大手証券会社として有名な「GMOクリックホールディングス」など、大手企業が株主として出資を行っています。

 

主な出資している企業は下記の通りです。

-GMOフィナンシャルホールディングス株式会社

-株式会社VOYAGE VENTURES(ECナビなどを運営するVOYAGEグループのVC)

-モバイル・インターネットキャピタル株式会社(ドコモやみずほ証券などが出資するVC)

-SMBCベンチャーキャピタル株式会社(三井住友銀行グループのVC)

– Spiral Ventures Japan(過去にCCCグループ傘下、現在は独立したVC)

-株式会社アイビス・キャピタル・パートナーズ

-池田泉州キャピタル株式会社

-アイ・ティ・リアライズ株式会社(VOYAGEグループとSV FRONTIERが共同で立ち上げたVC)

 

このことから、maneo自体が多様な企業から、そのノウハウの高さが認められているということがわかります。

 

また、GMOクリック証券とは業務提携も行っているのでGMOクリック証券からでも、ファンドへの投資をすることは可能です。

しかしmaneoから直接融資すれば、若干高い利回りで投資することができます。

 

 

 

実際に使ってわかった、おすすめする人とおすすめしない人

・たくさんのファンドの中から選んで分散投資を行いたい初心者におすすめ

maneoの最大のメリットは、豊富なファンドの数です

他の事業者では、まだまだファンド数が少なく投資したいタイミングで投資することができないことも多々あります。maneoで常に3件~5件程度の募集中ファンドがありいつでも投資することが可能です。ソーシャルレンディングを効率的に運用するためには、再投資のしやすさは大きなメリットです。

 

また、ファンドのテーマも不動産、エネルギー関連、事業資金等、豊富に揃っていてmaneo1社に登録をしておけば、単体でも分散投資を行なうことが可能です。

このことから、下記のような方にはおすすめしたい事業者です。

 

 

・これからソーシャルレンディング初心者の方・色々なファンドに投資したい方・1社で手間をかけずに分散投資をしたい方

・登録してからすぐに投資を行いたい方

豊富な実績が揃っていて信頼できる事業者で投資を行いたい方

 

・利回り重視で投資を行いたい方にはおすすめしない

maneoは、平均利回りが6.5%程度と、他のソーシャルレンディング事業者に比べると、それほど高くはありません。また、高い利回りのファンドを募集している場合もありますが担保が設定されていない場合などもあるので、比較的リスクが高いファンドの場合が多いです。

 

このことから、下記のような方にはおすすめしない事業者です。

高利回りのファンドに投資を行いたい方・全件担保設定されている事業者を選びたい方

 

高利回りの案件に投資したいという方には、maneoだけだと物足りない事業者ですが、「一括連携サービス」を利用すると便利です

 

これはmaneoのプラットフォームを利用している事業者に一括で連携でき、登録の手間が少なくなるサービスです。このサービスを利用すればグリーンインフラレンディングやガイヤファンディングなどが提供しているの高利回り案件にも、効率的に投資することができます。

 

 

リスクや貸し倒れの心配は?

maneoのリスクについても解説します。

まずは貸倒れや遅延などの安全性はどうなのでしょうか?

 

maneoがこれまでに提供してきた案件において、貸倒れ・債務不履行などは1回も発生しておらず、デフォルトの確率は0%です。しかし、日本のソーシャルレンディング事業者は、ほとんどがデフォルト率0%なので、これだけでは安全を確認できたとは言えません。

 

またmaneoが過去に仲介した案件の中で、17件の遅延が発生しています。

金額にすると4億4,100万円で、保証付きの案件でなければ、完済されていたかどうかは分かりません。

 

この遅延に関してmaneoは、投資家に対して事実を伝えずに「完済」と虚偽の報告をしていたという過去もあります。

 

さらに、証券取引等監視委員会の検査によって、この遅延が発覚してから、事実を公表するまでに5ヶ月間を要しました。このように、安全性の高さが認知されているmaneoですが、投資家に安全性を疑問視されるような行動も、過去にはあったようです。

 

maneoして多くのソーシャルレンディング会社は、貸付先の会社名を公表していません。これは、匿名組合契約を利用したソーシャルレンディング事業者は、公貸金業法の兼ね合いにより貸付先の匿名化を管轄当局から指導されているためです。

 

実際に投資家が、どこの会社の案件が遅延などを起こしているのか、残念ながら知ることはできません。業界の中での課題ではあり、今後改善が見込まれている事象でもあります。

 

だからこそ、リスク回避も観点から担保が設定されている案件を選ぶのが賢明な判断でしょう。また数ヶ月単位の案件も多く存在しているので、なるべく運用期間が短い案件を選ぶのも対策の1つです。

 

主なファンドシリーズ・テーマ

・キャンペーンファンド

先ほど少し話に出ましたが、maneoのキャンペーンファンドは、季節に応じたキャンペーンを提供しているのが特徴です。

 

サマーキャンペーンファンドや秋のキャンペーンファンドなど、分かりやすい名前がついており、複数の案件を同時に募集していることが多いです。

 

maneoが得るはずの収益分も投資家に還元されたり、通常の案件に比べて利回りが高いので、常に人気のファンドです。

 

・不動産担保ローン付きファンド

不動産担保ローン付きファンドは、maneoの案件の中でも1番人気が高いです。

他の案件と比べても、利回りが高いものであればすぐに満額成立になるケースが多いです。

 

不動産担保を付帯することによって、リスク軽減がされているので、他の金融商品と比べてもリスクは低いと言えるでしょう。

 

ソーシャルレンディングの基本と言われている「ミドルリスクミドルリターン」という、リスクの利益のバランスが取れた案件です。

 

・セレクトファンド

maneoが取り扱っているセレクトファンドとは、maneoマーケットのプラットフォーム利用業者が取り扱っている案件に、maneoの投資家も投資が可能となるファンドです。

 

海外の不動産案件や、複数の案件を一気に募集するものもあります。

条件次第ではより利益を得ることができるでしょう。

 

・maneoの虎

maneoの虎とは、ベンチャー企業や新規事業などハイリスクハイリターンの案件に投資できるファンドです。名前の通り、過去にテレビで放映されていた人気番組「マネーの虎

」をモデルとした内容になっています。利回り10%近くと高利回りに設定されている案件が多いので、リスクを負ってでも利回り重視で投資を行いたい方にはおすすめの案件になります。

 

 

 

まとめ

maneoは、日本国内最大手のソーシャルレンディング事業者です。また、出資している企業をみても一定の信頼をおける事業者です。

 

また、最大の特徴である豊富なファンドのラインナップは「複数案件に分散投資」や「投資後の再投資」が有効なソーシャルレンディング投資を行なう上で登録しておいて損のない事業者だと思います。

この記事を書いた人

Sm profit3rich r

Profit.com編集部

Profit.com編集部です。投資にまつわる記事を、わかりやすく解説していきます。

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