クラウドバンクの評判&実際に使ってわかったおすすめできる人

2019年1月22日更新
クラウドバンク

これから資産運用を考えている方に、今回は「クラウドバンク」について解説しようと思います。一般的なソーシャルレンディングとは、どんなところが異なるのでしょうか?

そして、評判や利回りの情報など、事前に知っておきたいことをたくさん紹介していきます。

融資のサービスは、慎重に自分に合ったものを選択しないといけません。お金を融資してもらえれば、なんでもいいというわけではありません。

 

 

 

評判の高い特徴は?

特徴①証券会社が提供するソーシャルレンディング

 

クラウドバンクは、「日本クラウド証券」という証券会社が提供している、ソーシャルレンディングサービスです。通常のソーシャルレンディング事業者は、「第二種金融商品取引業者」と、「貸金業」に登録する必要があります。日本クラウド証券は、他のソーシャルレンディングよりも規制が厳しい「第一種金融商品取引業者」に登録されているので、信頼性は高い会社と言えるでしょう。

 

過去にはシステムの管理が行き届かずに、業務停止命令を受けたこともあります。しかしその後はシステムが飛躍的にアップグレードされ、安定して投資家の顧客を獲得していきました。

 

ユーザーの数は非公開となっていますが、2019年1月現在の成立ローン総額は約440億円を記録しており、これはソーシャルレンディング業界でも第3位の数字です。金融機関では、過去に業務停止命令を受けながらも、現在は業界で最大手になっているような会社も多く存在します。

 

特徴②最低1万円から投資可能で、利回り平均約6.5%(2019年1月時点)

 

クラウドバンクは、最低1万円からの投資が可能なので、初心者でも気軽に投資することが可能です。平均の利回りは6.5%と高利回りで、目標利回りが6%前後の場合が多く、目標よりも高い利回りを実現しています。運用期間は短いものが多く、2ヶ月などかなり短期のものもあります。

「代替エネルギー特化型ローンファンド」などは、6ヶ月以内の運用期間のものがほとんどです。金利の分配は、基本的に翌月の10日に行われますが、案件によっては、毎月ではなく数ヶ月おきというケースもあります。返済が予定より早く完了した場合は、期限前償還となり、利回りが高くなることもあります。

 

また口座開設や、口座の維持費用は無料ですが、ソーシャルレンディングと同じで、クラウドバンクも入金の手数料がかかります。

 

特徴③幅広いファンドテーマが揃う

 

ファンドのテーマが特化している会社もある中で、クラウドバンクの取り扱っているファンドは、とても幅広いのが特徴です。

以下のものを主に取り扱っています。

 

・代替エネルギー(太陽光、風力、バイオマス等)ファンド

・不動産担保型(国内、海外)ローンファンド

・中小企業支援型ローンファンド

・新興国マイクロファイナンスファンド

 

最近では、代替エネルギー関連ファンドの取り扱いが増えています。もちろんローンファンドの代表格である不動産担保や、企業支援ファンドも複数あり幅広いファンドを取り揃えています。

 

ファンドテーマが特化しているソーシャルレンディング事業者は、案件の種類が似通っていて、分配投資をするのが難しいです。クラウドバンクは幅広いファンドテーマが用意されているので、分配投資がしやすいというメリットがあります。

 

特徴④マイページの使いやすさは評判が高い

 

クラウドバンクは、マイページの操作性が高く使いやすいと評判です。

 

運用中のファンドの運用期間や償還予定日、毎月の分配金の一覧や利回りが、一目で分かるようになっています。また月ごとの総資金推移グラフも確認でき、直感的に分かりやすいと高い評価を受けています。

 

マイページの画面でexcelなどのデータをダウンロードしたり、日々顧客の意見を取り入れてアップグレードを図っています。マイページの新情報は、クラウドバンクのメールマガジン、SNSでいつでも確認することができます。

 

特徴⑤セミナーの開催は少ないもののマネセツなどのサイトコンテンツが充実

 

頻繁に開催されているわけではありませんが、クラウドバンクが主催している資産運用背セミナーもあります。その他、サイトではコンテンツが充実しており、資産運用に関する様々なコラムが掲載されている「マネセツ」を閲覧できます。

 

さらに、クラウドバンクをスタートするまでの手順をしっかり説明してくれていたり、ファンドの一覧が掲載されたりしています。このようなサイトは、クラウドバンクに口座を持っていなくても、閲覧することが可能なので、ぜひチェックしておきましょう。

 

特徴⑥子育て世代必見!未成年口座が作成できるから節税効果が高い

クラウドバンクでは、他の事業者にはないサービスの一つとして未成年口座があります。これは、未成年の方を対象にしたサービスではなく、親権者が未成年の財産を本人に変わって管理する目的の口座です。

 

未成年口座を利用すれば、年間所得が38万円以下の場合は税金がかからず節税の効果があります。年間500万円をクラウドバンクの平均値利回り6.7%で運用した場合、約33.5万円の所得になるので、この部分の税金が節税することができます。

 

利用するためには、親権者本人の口座と住民票などの書類を用意するだけでカンタンに利用することができます。

 

 

 

 

おすすめする人とおすすめしない人

・色々なファンドに少額から投資できて初心者におすすめ

 

クラウドバンクは、1万円からの少額投資が可能なので、投資初心者にはオススメのソーシャルレンディング事業者だと言えるでしょう。

 

また初心者におすすめのもう1つの理由は、「ファンドテーマが多い」というところです。例えば、不動産に偏った事業者だと、その中からどれを選んだらいいか分からないという状況にもなりかねません。

 

テーマが多ければ、初心者でも案件を選びやすくなるでしょう。

 

・利回り重視で投資したいなら、少し物足りない

 

クラウドバンクは、堅実な案件を多く取り揃えているので利回りが高めに設定されている案件が多くありません。一定のリスクを取っても高利回りの案件を運用したいという方には、少し物足りないかもしれません。

 

また、月間で選択できる案件数は、10件~20件程度と決して多くはありません。クラウドバンク1社で資産運用をするには、少し物足りない数字でしょう。ある程度の金額を分散して投資していきたいという方は、クラウドバンクも含めて複数の会社を利用して分散投資することをおすすめします。

リスクや貸し倒れの心配は?

クラウドバンクは、運用が始まって5年以上が経ちますが、未だに貸倒れは1回も発生していません。これから絶対に貸倒れが発生しないとは言い切れませんが、確率はとても低いということが言えるでしょう。

 

また、証券会社である日本クラウド証券は、他の事業者とは違い、金融庁による厳しい監査を受けているため、安全性は高いです。冒頭にも少し触れたように、クラウドバンクは過去に行政処分を受けています。

理由としては、顧客に対して適切に情報が通知されていないという状況、そして分別管理を怠っていたということが挙げられます。

 

ちなみに当時の財務状況は、自己資本規制比率が301.9%(2018年3月時点)と、健全な状態で運営していたことは確認されています。

 

また、返済遅延が起こったという過去もありますが、現在は完済されているようです。しかし、返済遅延の情報は、一般に告知されることがなく、そのファンドに投資している投資家にのみ、メールで連絡がされています。そのため、返済の遅延に関する正確な情報は、把握しにくいという状況にあります。

このあたりが、行政処分を受けた理由の「顧客への適切な情報通知の不手際」というとこに繋がっていると考えられます。

 

過去に行政処分は受けていますが、人気が高すぎたがために、起こった不手際だと考えられます。今後は、処分を受けないように慎重に運営されることでしょう。

クラウドバンクの事業者リスクについて参考になる記事です。

 

主なファンドシリーズ・テーマ

 

・キャンペーンファンド

 

クラウドバンクは、過去にいろんなキャンペーンファンドを提供していました。

 

分配金の総額が3億円を突破したときには、対象ファンドへの出資者全員に投資金額の年率0.5%をキャッシュバックしています。また、キャッシュバックが付いているだけでなく、100万円以上出資した方の中から抽選で、Amazonのギフト券5,000円分をプレゼントしたりしています。今後も、クラウドバンクがいろんな節目の数字を迎えるたびに、キャンペーンファンドが提供される可能性は高いでしょう。

 

・エネルギー関連ファンド

 

エネルギー関連のファンドは、バイオマス発電ファンドや風力発電ファンド、太陽光発電ファンドなどがあります。設備投資を目的とした事業に対する融資を行うファンドですね。ほとんどの案件が6ヶ月前後の運用期間であり、中には2ヶ月という短い期間のものもあります。また担保は何らかの形で付いていても、保証が設定されない案件がほとんどです。

 

・事業支援ファンド

 

事業支援ファンドは、中小企業を支援しているファンドです。融資の際は、財務状況・信用力を慎重に審査しますが、銀行よりも貸出の条件は柔軟に設定されます。銀行の融資が通らなかった企業でも、返済能力があると認めれば、好条件で融資を行います。企業の経営を支援するものがほとんどですが、中には不動産プロジェクトの支援ファンドなどもあります。

 

こちらも、分配金の総額によって、キャッシュバック付きの支援ファンドが定期的に提供されています。

 

・不動産担保型ローンファンド

 

貸付額に対して、金額に応じた不動産が担保として、出資者に提供されるローンファンドです。こうすることで、返済不能になったとしても、担保で弁済することができます。

「オリックス銀行融資内定済談ファンド」は主なファンドの1つです。オリックス銀行で融資の審査が行われ、建設後の融資内定を受けている不動産開発案件に対して、建設中の資金をクラウドバンクが融資するというものです。クラウドバンクは、融資先に対して、独自の審査を行います。オリックス銀行が行う審査とは、全く関係ありません。

 

銀行は、建設期間に不動産開発案件に対して、融資を行うことはできません。

マンションやビルなどをリノベーションする不動産会社が、建設を効率良く進めるために、クラウドバンクを利用する会社が多いです。

 

 

 

まとめ

 

クラウドバンクは、ソーシャルレンディングよりも初心者向けのポイントも多く、ぜひ選択肢に入れてほしい資産運用だと言えます。少額からの投資を考えているなら、試しに短期間のファンドを選択して、投資してみるのもありでしょう。

 

しかし、貸倒れがなくても遅延は発生していたり、他のソーシャルレンディング事業者に比べて、少し情報開示が少ないという印象があります。また案件の説明について、未だに少し不明瞭な部分があったりと、課題も残しています。

 

以前よりも体制は少し改正されたとはいえ、メリットとデメリットをしっかり把握していないと、怖い部分も多いと言えるでしょう。まだ歴史の浅い資産運用法なので、これから顧客数が増えていくことは、ある程度期待できます。

課題が少しずつなくなって、洗練されていけばもっと市民権を得ることでしょう。

この記事を書いた人

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Profit.com編集部

Profit.com編集部です。投資にまつわる記事を、わかりやすく解説していきます。

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